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アル添だからってディスらないで!本醸造のおいしい日本酒 5選

アル添酒を下に見ていませんか?

醸造アルコールを添加して造られた日本酒、いわゆる"アル添酒"ですが、特定名称酒の中で「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」の4種類に分けられます。これは以前の記事でも説明しています。

sakebuzz.bar

このアル添酒は、どうしても純米酒系に比べると下に見られがちです。確かに若干値段も安いですし、「うちは純米に拘っているから・・・アル添なんて、てやんでぃ!」ってお店もあったりします。

日本酒と冷奴の画像

純米酒だけを売りにしているお店は結構ありますよね

管理人的にはおいしい日本酒であれば純米でもアル添でも普通酒でもいいと思うのですが、実際の所どうなんでしょうか。

そういえば、プレミアム酒 十四代の「本丸」もアル添ですよね。十四代の中で一番おいしいという方もいます。

 

なぜアルコールを添加するのか

アル添酒への考察は、どうしてアルコールを添加するのかを理解する事で成立しますよね。(ちなみにこのアルコールって実は焼酎甲類とほぼ同じもの。穀物が原料の非常に純度が高いものです。)

このアルコール添加という作業で誤解されがちなのは、「米が高いからといって安いアルコールで酒の量を水増ししているのではないか?」という所です。正直言うと、このコンセプトで造られていた時期もあったようで。(三倍増醸酒:アルコールを添加し酒の量を3倍にしていた)ただ、米不足の時期と重なっていたようで仕方ない部分もあったようです。が、現在では添加できる量が酒税法決められており、同じような水増し製造が出来なくなっています。

では、なぜアルコール添加するのか。それは純粋においしい日本酒を造る為です。アルコール添加によって起こる作用として「香りを豊かにする」「酒質を淡麗に近づける」「品質を保つ(雑菌の増殖を防ぐ)」等の効果があります。これらの為に行うアル添作業は、蔵の高い技術が必要とされる非常に高度且つ奥の深いものなのです。

証拠に、各コンクールなどに出品される日本酒は「〇〇〇大吟醸」など、アル添酒が非常に多いですよね。蔵の技術すべてが詰まったハイエンドなお酒ともいえるわけです。どうですか?少しイメージ変わりました?

「アル添酒は悪酔いするから・・・」という方もいますが、それは錯覚のようですよ。

 

味はどう?

 では、味はどうなのか?純米系とどう違うのか気になるところですね。

アル添の元々理由は、米と水以外で唯一使用する事ができる原料として香りを出したり、スッキリさせたりという味の表現の為に使われてきました。が、純米酒の製造技術が飛躍的に上がり、手間暇をかければ米と水だけでも様々な味の表現が出来るようになってきたというのが現在日本酒造りを取り巻く環境。つまり元々ある程度住み分けしていたものが、横並びになったともいえる状況だという事です。

それでもあえて味の違いを言うなら、本醸造酒基準の精米歩合70%以下あたりのお酒が比べやすいと思います。磨きの少ない純米酒はどうしても味わいが重たくなりがちなのですが、アルコールを添加する事によってスッキリ軽くさせることが出来る。逆に大吟醸クラスのお酒は純米のクオリティが止めどなく上がっており、なかなかアル添のメリットを感じられなくなっているように思います。

アル添酒を楽しむのであれば、この辺りのスペックで自分に合うお酒を探してみるのが良いのではないかと。個人的に本醸造酒は燗と相性抜群と思います。燗酒や常温で楽しむお酒を探すつもりで試していただくと、意外とベストマッチなお酒が見つかると思います。

このあたりのスペックは価格が安いものが多く、手に入れやすいのも嬉しいですよね。

では、本醸造でおすすめの銘柄を5つピックアップしていきます。

 

 磯自慢 本醸造 磯自慢酒造 (静岡県)

コレ本当にうまいです。個人的には本醸造ナンバーワン。フルーティーだけど、ちゃんと本醸造。コスパも抜群です!

 

www.isojiman-sake.jp

 

 宮の雪 本醸造酒 宮崎本店(三重県)

キンミヤ焼酎で全国的に人気の蔵です。基本淡麗なのですが、旨味もフルーティーさも感じるお酒。これも高コスパ酒です。

 

miyanoyuki.co.jp

ちなみに私が生まれて初めて飲んだ日本酒が宮の雪本醸造です!

 

 鷹の夢 本醸造 山盛酒造(愛知県)

江戸時代築造の酒蔵を明治20年より受け継いで創業する伝統ある蔵ですが、常に新コンセプトの商品に挑戦したり、社長自らイベントなど精力的に動いたりと”動的な蔵”という印象です。ここの本醸造はまろやかでやさしいけどズバっとキレてきます。

takanoyume.co.jp

 

 浦霞 本醸造 本仕込み ㈱佐浦(宮城県)

全国区ですよね。うまいのは当たり前ですが、ここの本醸造もすごいです。米の旨味ととスッキリのバランスが秀逸。個人的には断然「燗」がおすすめ。いや、絶対に燗がいい。 

 

urakasumi.com

 

 農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生原酒 ㈱農口尚彦研究所(石川県)

いわゆる「復活農口」です。芸術品ですね。本醸造の「これでもか!」が味わえる逸品だと思います。ちょっと手に入れにくいですが、おすすめです。

 

noguchi-naohiko.co.jp

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。アル添酒という選択肢が無かったという方は、一度試してみると意外な美味しさに気づかれると思います。そしてその瞬間から選択肢が増え、またおいしいお酒に出会う確率が上がる。こんな喜ばしい事はありませんよね。(笑)

冷で飲んでも燗で飲んでも、純米だろうがアル添だろうが、人それぞれ好みに合ったお酒を自分のスタイルで楽しむことが出来る。これだから日本酒はやめられません

 

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