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意外と古くからつくられていた?! ワイン酵母で醸す日本酒

ワイン酵母って何?

そもそも「ワイン酵母って何やねん」という所からですよね。ワイン酵母とは、ワインを醸造する際に使われる酵母、いわゆる微生物です。この微生物には糖を分解して炭酸ガスとアルコールを生成する力があり、原料となるブドウの糖分をこれらの力でお酒にしたのがワインというわけです。

ぶどうの画像

ワインといえばやはりブドウ・・・

この酵母は元々ブドウに付着しているそうな。ブドウを潰して放置するだけでワインが出来るのはその為なんですね。

 

日本酒造りにおける酵母

本来、日本酒に使われる酵母は「清酒酵母」と呼ばれます。更にその中でセグメントすると、日本醸造協会が頒布している優良酵母を純粋に培養した「きょうかい酵母」と、もともと蔵の環境内に住み着いている「蔵つき(家つき)酵母」に分かれます。 

蔵つき酵母は培養が難しく、安定した酒造りの為にきょうかい酵母を利用するのが主流です。

日本酒における酵母の役割は、アルコール発酵をさせると共にフルーティーな日本酒の香りを創り出すという働きもあります。(この香りの主成分は「カプロン酸エチル」「酢酸イソアミル」)

ワイン酵母で醸すお酒とは、この酵母を本来の清酒酵母に変わり、ワイン酵母を使ってつくってしまった(ブレンドも含む)という事なんです。

お酒造りの工程について参考記事

sakebuzz.bar

 

意外に前から作られていた

現代でこそ、ワイン酵母の日本酒は珍しくなくなりましたが、登場当時は話題になりました。その登場時期が1990年代というのが少し驚きです。ただ、その売れ行きはそれほど芳しくなかったようで・・・。(淡麗辛口時代だったので、真逆のテイストが受けなかった模様)2000年代に入って再度、様々な改良を重ね、大手蔵を中心にワイン酵母商品が出回るようになりました。(季節限定商品も多いですが)現代の華やかフルーティー系需要もあり、ワイン酵母の日本酒は一定の人気を得ています。

ワイン酵母は温度管理が非常に難しいようですが、技術の進歩でその辺りも解消してきています。

 

実際に味はどんな感じ?

ウンチクはいいとして、気になるのはそのお味ですよね。えー、端的に言うとワインですね、白ワイン。(笑) こんなまとめ方をすると怒られますが、その表現がぴったりなんです。

よく日本酒を例えるときに「まるでワインのような・・・」といいますが、ワイン酵母を使った場合は、そのワイン感が更に増した感じ。特徴的なのは甘さ酸味です。甘さがどうしても全面に出すぎてしまう所を酸味でうまくバランスをとっているお酒が多い印象ですね。そのバランスのとり方が味わいを組み立てていて、なんとも心地よいです。アルコールも低いのが特徴で飲みやすい。もちろんですが、ワイングラスで冷やして楽しむのがおすすめになります。

ちなみにコルク栓やスタイリッシュな瓶、そして味も含めてまるでワインのような佇まいの、ワイナリーが醸すソガペールエフィス(小布施ワイナリー)。人気も絶大で私も大好きな日本酒ですが、こちらの酵母はきょうかい1号~9号酵母を使っている模様。ワイン作りが一段落する冬の閑散期に自らの技術向上を目的にごく少量で高級日本酒を造られているのだそう。

レア度もありますが、そのスピリットをジンジン感じますので、飲んだ瓶が捨てられません・・・(笑)

 

ワイン酵母を使ったおすすめの日本酒

それではワイン酵母で醸した日本酒をご紹介したいと思います。商品によっては季節限定品などもありますのでご了承ください。

 

三井の寿(みいのことぶき)ワイン酵母でつくった純米吟醸酒 ㈱みいの寿(福岡県)

意外に辛口ですが、ワイン酵母をしっかりと感じます。スラムダンク「三井寿」で有名な蔵ですね。

 

陸奥八仙 V1116ワイン酵母仕込み 八戸酒造(青森県)

 

ワイン酵母でも陸奥八仙らしい安定度。本当にうまいです。

 

鳳凰美田 WINE SELL 純米吟醸無濾過生原酒 小林酒造(栃木県)

あの鳳凰美田も作ってますよ。同蔵の得意分野ですよね。印象に残るフルーティー感です。

 

まとめ

という事で、ワイン酵母について纏めてきました。個人的にワイン酵母の日本酒はすごく好きです。が、いつ酒販店に行っても手に入るというものではありません。まだまだチャレンジタンクであったり限定品であるケースが多いわけです。

先程ご紹介した小布施ワイナリーはもちろんですが、醸し人九平次の萬乗醸造などワイン造りに挑戦する蔵もあります。また、清酒酵母を使ったワインが既に作られており、そういった化学反応が更に活発に起ころうとしています。この関連性の高いワインと日本酒が更に複雑の絡み合う行く末をこの目で確かめたいと思っています。

 

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