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宿命のライバル? 日本酒の”甘口”や”辛口”について

居酒屋にたまに出没する「辛口おじさん」

「日本酒は辛口に決まってんだろーが」「そんな甘いのは酒って言わねーんだよ」とこんなべらんめえ口調かどうかは別として、 ”日本酒は辛口一択”という通称「辛口おじさん」は、意外と多い印象です。実際に私も過去にご一緒した事のある方の中に数名いらっしゃいました。イメージとしては淡麗辛口ブームを働き盛り時代に経験された世代の方々に多いでしょうか。(勝手なイメージでゴメンナサイ)

日本酒ってものすごい数の銘柄やスペックがありますので、好き嫌いがあって当然です。そして自分の美味しいと思うお酒を楽しく飲めばいいわけです。

イメージ的には野球やサッカーと同じですかね。ひいきのチームがあって、そのチームにはエースやお気に入りの選手がいる。そのチームの事を良く言いたいですし、お気に入りの選手について嫌な事を言われるとカチンときます。

サッカーの画像

ファンになる要素も、地元であったり、イケメンであったり様々です

それを日本酒に当てはめると「甘口辛口論争」なのではないかと。なので甘口と辛口の好みを他人に押し付けようとすると必ず揉めるわけです。コレ結構面白いと個人的には思っています。

いわゆる宿命のライバルですね。野球だと巨人と阪神、サッカーだとバルサとレアルでしょうか(笑)

 

そもそも日本酒の甘口と辛口って何?

甘いというのは何となくわかりますよね。本当に舌の上で甘く感じるお酒はたくさんあります。が、辛口って何でしょうか?ラベルに「辛口」「超辛」などと書いてあるものの、トウガラシみたいにしびれるような辛さを感じた事は無いはずです。では日本酒では何を辛いというのでしょうか?

ワサビやカラシのような刺激的な辛さではないですよね・・・。

 

辛口を知る為に甘口を知ろう

実は日本酒には辛み成分は一つも入っていないんです。ええ、一つも。つまり「辛い」という測り方自体がおかしいという事になります。

辛口について理解するために、逆に甘口について知る必要があるようです。

敵を知るという事は大切ですからね(笑)

甘口、つまり甘いというのは存在します。日本酒の製造過程を思い出して下さい。ちょっと乱暴ですが、米のデンプンを麹を使って糖分に変え、それを発酵させてアルコールになったものがに極端にいうと日本酒です。はい糖分、つまり甘み成分が出てきました。

 ※参考記事はこちら

sakebuzz.bar

この甘み成分である糖分の含有量で甘さの基本が決まります。

 

日本酒度

甘み辛みを表現する方法として"日本酒度"という言葉があります。+(プラス)で表記されるほど辛口、−(マイナス)で表記されるほど甘口です。

糖度を計る日本酒度計を酒に浮かべ、糖が少ないと沈んでメモリが+、多いと浮いてメモリが-となる為、こういった±表記になります。

 ただ、これらは目安にはなりますが、これだけで日本酒の甘い・辛いを判断する事は出来ません。日本酒には他の要素として「香り」「酸」など他の要素もこの甘い辛いに大きな影響を及ぼすからです。

例えば、日本酒度が大きくプラス、辛口なハズのお酒であっても、香りが高いお酒であれば辛さはさほど感じません。酸も同じです。甘口のお酒でも酸が強ければそれほど甘くは感じないはず。

よって、日本酒の味については糖分の多い・少ないだけで判断する事は非常に困難であり、香りや酸度なども複雑に絡み合った中で構成されたものだという事になります。

日本酒度の表

こちらもあくまでも目安になりますが日本酒度・酸度の表です 朝日酒造サイトより

 

もう一つの要素として、「加水」「アル添」です。原酒でない限りは少なからずこれら作業は発生するわけで、これらも±の概念を大きく変えてしまう要素になります。加水したお酒はアルコール割合が低くなりお酒が重くなりますし、アル添した場合は逆に軽くなります。これらの工程後に日本酒度を測るわけですから、それはまた複雑ですよね。。。これらの要素を知るだけでも、益々日本酒度はあくまでも目安としてという事になってきました。

あとは、冷やか燗かでも感じ方は違いますし、実は甘辛度というのもあったりしましてね・・・。

 

日本酒度の高いお酒と低いお酒

散々、日本酒度はあくまでも目安といいながらも怖いもの見たさで調べてみました。最も辛口と言われるお酒は・・・日本酒度+28(SAKETIMESさん参照)

山法師 純米生原酒 爆雷辛口 六歌仙酒造(山形県)

これは飲んだ事ありません。爆雷とかスゴイ・・・、ロックンロールなお酒ですね。

 

逆に最も低い日本酒は・・・日本酒度-60

富久錦 Fu(ふ) 純米酒 冨久錦㈱(兵庫県)

意外にも先日更新した記事で紹介したお酒でした。そこまで甘いとは思わないなあ。。。わからないものです。

※参考記事はこちら

sakebuzz.bar

 

美味しいお酒を楽しく味わうために

何度もお伝えしていますが、日本酒やお酒は楽しく味わうものだと思います。よって、「日本酒度が〇〇だから・・・!」とか、正直何でもいいと思うのです。事実、日本酒度をベースに味を読み解くことなど不可能ですし、味覚には個人差がありますから。更に酸や香りなどの要素が入ってきたら訳が分からなくなってしまいます。

自分が辛口が好きであれば辛口、甘口が好きであれば甘口を飲めば良い。更に言うと、自分が辛いと感じる物が辛口で甘いと感じる物が甘口という事で良いのかもしれませんね。それよりも「こんな辛口知らなかった!」「意外と甘口うまいなあ!」と感じる方がより有意義な楽しみ方をしているのではないかと思うわけです。これらはそれぞれをリスペクトすることから始まるのではないでしょうか。

スポーツは戦い終わってノーサイド、日本酒界の宿命のライバル対決もそのようなスポーツマンシップで行きたいものですね。

 

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