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日本酒好きが今更人に聞けない基礎知識 その③ ひやおろし って何?

今回は季節のお酒についてです

さて、このシリーズも第三弾を迎えました。

※前回、前々回の記事はこちら。

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 日本酒好きであれば当たり前に知っているだろうと思われている事が、実は詳しくは知らない・名前は知っているが意味が解らないという方、意外と多いようで・・・。今回もそんな基礎中の基礎をわかりやすく勉強して行きたいと思います。今回は季節のお酒についてです

いつものように、酔っぱらっていても説明できる位に簡単に覚えましょう!

  

「ひやおろし」について知っていますか? 

朝晩、少し肌寒くなってきたかな?というような初秋から晩秋にかけて、「ひやおろし入荷しました」のような文字が、まるで「冷やし中華始めました」的な扱いで、居酒屋でも頻繁にみられるようになります。

秋酒の画像

秋酒といえば、ひやおろし 

日本酒ファンの中には、この季節を心待ちにしている人もいますね。そうです。”ひやおろしシーズン”です。このシーズンに日本酒初心者の方と同席すると、必ずと言っていいほど質問される「ひやおろし」

当ブログとしましては、嫌がられない程度に詳しく解説する事を推奨していますが、よく飲んでいるし、味の特徴などは把握しているものの、詳しく説明となると・・・という方、意外と多いのではないですか?

ここで改めて知識をつけ、今シーズンはどっしりと構えて臨みたいものですね。

日本酒には仕込み・出荷時期によって独特の呼称がありますので、それを一緒に覚えていきましょう!!

 

季節ごとのお酒

日本に四季があるように、日本酒も季節ごとに特徴のあるお酒が市場に出ます。先ずはどのようなお酒があるのか理解しておきましょう。こちらの図が非常にわかりやすいのでご覧ください。

日本酒の四季についての図

季節ごとの日本酒 ※SAKETIMESより

春酒・・・新酒のトゲがとれた落ち着いたお酒や春を装うに相応しい華やかで明るいタイプのお酒や甘酸っぱいお酒などの事。さわやかさの中に少し粗さも感じるお酒も。

夏酒・・・夏に消費が伸び悩む日本酒の販売促進のために生まれた、比較的新しい言葉。各蔵から、スッキリ系や酸の効いたフレッシュな物、濁り酒など様々なタイプのお酒が夏酒として提案されている。

しぼりたて・・・10月~4月にかけての酒造りシーズンだけ味わえるお酒。(現代はそれに限りませんが・・・)その名の通り、絞ってすぐの状態のお酒の事。

 

「ひやおろし」の語源

では、「ひやおろし」について纏めていきましょう。

まずその語源からです。「ひやおろし」という言葉は江戸時代に生まれたと言われています。「冷や」「卸し」「ひやおろし」です。酒造りでは常温の事を「冷や」と言いますが、外気と酒造りの貯蔵庫の温度がほぼ同温となる秋に常温の状態で出荷されるお酒、つまり「冷や」「卸される」お酒という事で「ひやおろし」と呼ばれるようになったそうです。

ただ、現代では技術の発展から出荷時期に関してもズレが生じており、この通りではありません。

現代では、9月になった時点でひやおろし酒は市場に出回りますので、まだまだ暑い時期から楽しめます。

 

「ひやおろし」をわかりやすく覚えよう

語源はわかりましたが、次に実際にどのような工程でつくられたお酒なのか?です。

 「ひやおろし」は一般的に春に絞ったお酒を一回だけ火入れし夏の間熟成。秋にそのまま出荷されたものです。つまり一回火入れの商品という事になります。セグメントすると「生詰め酒」にあたりますね。これについてもわかりやすい図がありますのでご覧ください。

火入れ回数ごとの呼称の違い表

火入れ回数ごとの呼称の違い ※SAKETIMESより

 気になるのは味わいの違いです。「ひやおろし」の特徴としては、熟成のおかげで角の取れたやわらかくおだやかな酒質になると言われており、旨味などをより感じやすくなります。が、生酒ほどではありませんが、フレッシュ感も残っており、のど越しの良さなどを同時に感じるられるお酒もあります。

個人的には、「ひやおろし」というと”まろやか”一択ですね。いつまでも舌の上に乗せておきたいような柔らかなお酒が非常に心地よいです。

あと、「ひやおろし」という事で”冷や”のイメージですが、燗酒や常温もおすすめです。燗については甘さが増したり好みが分かれるかもしれませんが、常温はひやおろし好きな方であれば好きなのではないかと。まろやかさが更に増すことで”THE ひやおろし”を堪能できますのでオススメです。

 

”秋あがり”とは違うの?

ところで酒販店に行くと、同じひやおろしのコーナーに”秋あがり”と書いた商品も複数見られますよね。「秋あがりって何やねん?」という事ですが、こちらは明確な定義はなさそうですので、ひやおろしと同じものと考えて間違いないです。

細かくは、夏を超えて熟成した状態の事を”秋あがり”と呼び、それを出荷したものが”ひやおろし”と呼ばれるとの解釈。つまり状態の事か呼称の事かの違いとも解釈できます。

なんとなく「ひやおろし」の方が、雰囲気を感じて好きなのですが、私の錯覚でしょうか。。。

 

まとめ

という事で、今回も基本的な事だけど、意外と詳しく知らない、今更周りに聞けない事を纏めてみました。

いつも思うのですが、ただ単に「ひやおろしおいしいなあ~」ではなく、「ひやおろしの程よく熟成されたまろやかさは今しか味わえない貴重なおいしさだなあ」では、一杯の重みが違うなあと。目の前のお酒に興味を持つって大事ですね。いや、気軽においしく楽しく飲めばいいのですけどね!

「ひやおろしおいしいな~」から日本酒ファンになっていただける方や、既にどっぷり日本酒の深い沼にハマっている方、どちらも当ブログは大歓迎です。お酒を取り巻く環境が難しい時期ではありますが、一緒に楽しい日本酒ライフを過ごして行きましょう。

どちらの症状の方にも、最適な処方箋を施して行きたいと思います(笑)

 

 

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